医療安全研修・・
2月から院内での清掃担当部署が変わりました。
新しい部署は、限定区域に外出可能な患者のフロアーです。
限定区域に外出・・・
付添いが必要な場合と付添い不要の場合がありその中でも、付添い不要の場合です。
院内にあるコンビニまでですが症状の回復程度としては良好な方々を対象としています。
院内を自由に歩くことができるようになると次は社会復帰を目指して院外への外出をすることになります。
・・敷地内を歩くので当然外からの汚れを運んできます。
・・・なので手数が増えるようです。
医療安全研修・・。
医療法施行規則(第11条の11)により、病院、有床の診療所では全職員に対して年2回の医療安全研修会を実施することが求められています。
研修のカテゴリーは4つあります。
1 医療に係る安全管理のための職員研修
2 院内感染対策のための研修
3 医薬品安全使用のための研修
4 医療器具安全使用のための研修
医療に係る安全管理のための職員研修を受講。
・・精神科特有の事項の研修です。
清掃の仕事をするときには、各部屋、フロアー共通のマスターキーを所持して
施錠・開錠をしながら仕事をしていきます。
入院している人の中にはなぜ病院に居るのか理解できず帰宅願望の方がいます。
言い換えると・・病院から逃げ出す。(離院というらしいです。)そのため・・
医療安全の狭義として患者の安全を守るということで施錠の措置がとられいます。
職員や我々のような外部スタッフの安全についての話もありました。
精神疾患と攻撃性の要因
精神疾患を統合失調症という言葉で表します。
その統合失調症での攻撃性の多くは、幻覚、妄想、などの異常体験の恐怖から逃れようとして攻撃してしまう。妄想から人物誤認により他者を攻撃する。
・気分の変化での攻撃性
鬱病や躁・鬱病ともなって攻撃性が高まる。認知症でも現れる場合がある。
実際、清掃作業をしていても、医療スタッフから
『○○号室の人、状態がよくないから入室禁止』という伝言されることがある。
接するときの基本として
・パーソナルスペースの確保 ・・興奮時に身長分または腕2本分間隔を取る。
・サイドウエイスタンス・・・・・正面に立たない。視線を合わせない。
などなど普段、知ることがない特殊な環境での安全について勉強した。
なんで? どうして此処に?と感じるほど若い方も居ます。
人が病んでいるのでなく世の中の仕組みが病んでいるのか?
See you later!