雪吊りは、金沢兼六園だけじゃない!
雪吊りと言えば、金沢兼六園が有名です。
都立庭園でその雪吊りを施した松を見ることができます。↑
雪吊りは3種類・・・
兼六園式 ・・・素朴で迫 力ある元祖雪吊りです。
裾回し(ブチ)を作らず直接木の枝を荒縄で吊りこみます。
「りんご吊り」といわれ、雪の重みで枝が折れることを防ぐ実用的な雪吊りです。
北部式と南部式には裾回しと呼ばれる部位がありますが 兼六園式にはありません。
北部式 ・・・「ワラボッチ」といって、ワラやコモを編み上げて作った飾りがつけられます。
鑑 賞庭園でよく観られる装飾目的の雪吊りです。
裾回しはバチ(かんざしとも呼ぶ)と呼ばれる 竹の骨を傘の骨のように取り付け、
先端のブチに割り竹を回し、吊り縄を結び付けます。
南部式・・・ 頭飾りは「バレンや纏(まとい)」といわれる吊り縄を編みこんだ装飾がされています。
細 めの縄を沢山吊り込んだ装飾的な雪吊りです。
裾回しは北部式と同様に竹の骨組み(バチ)を 取り付け、先端のブチに棕櫚縄をまわし、
それに吊り縄を結んでいます。
都立庭園の雪吊りは「北部方式」と「南部方式」の2つの方式
東京の雪吊りは12月中旬頃までに作られ3月半ば頃まで観賞できます。
降雪の少ない東京では庭園に趣を添える装飾として施します。
都立庭園は「北部方式」と「南部方式」の2つの方式です。
北部式と南部方式の違いは、放射状の縄を結ぶ「ブチ」と言われる外周りです。
北部は「割竹」、南部は黒の「シュロ縄」を使います。
ブチは両方式ともマツの下枝に竹を括りつけた「カンザシ」に取り付けます。
支柱先端の「先飾り」は「ワラボッチ」と「バレン」の2種類。
前者は北部、後者は南部でした。
最近では北部のブチに南部のバレン、またその逆も作られるようになっています。
雪吊りが見られる都立公園 ↑
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